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漢方療法

漢方療法による発達障害へのアプローチや、子供に使われる処方について解説しています。

漢方療法とは

漢方療法とは、自然由来の漢方薬を用いて症状の軽減や生活の質を高めるための治療法。健康保険の適用も認められている、薬物療法の1つです。

漢方療法は効果の発現が緩やかなため、急性症状よりも慢性的な疾患に適していると考えられています。日本の医療現場においては漢方療法単体よりも、西洋医学の治療効果を補助したり向上させたりする場合に併用されることが多いようです。

漢方薬は、薬局・ドラッグストア・医療機関で入手可能。自然由来の生薬を用いているため基本的には身体に優しい治療法と言えますが、あくまでも医薬品であり、生薬によっては強い作用や副作用が出ることもあるので注意が必要です。

漢方療法による発達障害へのアプローチ

漢方医学では、さまざまな神経症状・身体症状は身体に流れる「気」の乱れが原因で発生すると考えられています。漢方薬はその気の流れを調整するもので、心と身体のバランスを整える効果があると言われています。

発達障害の子どもに処方されている主な漢方薬は、「抑肝散」「抑肝散加陳皮半夏」「柴胡加竜骨牡蛎湯」など。子どもに精神安定剤を飲ませたくない・副作用が気になる、という方に選ばれています。

抑肝散(ヨクカンサン)

柴胡(サイコ)・釣藤鈎(チョウトウコウ)・茯苓(ブクリョウ)など、7種類の生薬を配合した漢方薬。神経の高ぶりを抑え、イライラ・不眠などの精神症状を抑制。筋肉の緊張を緩める効果もあるため、けいれん・手足の震え・夜泣き・ひきつけなどにも適応します。

抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)

柴胡(サイコ)・蒼朮(ソウジュツ)・当帰(トウキ)・陳皮(チンピ)など、9種類の生薬を構成成分とする方剤。不安・イライラ・神経過敏などの症状を抑え、発達障害に見られるさまざまな神経症状を改善へと導きます。

柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

柴胡(サイコ)・竜骨(リュウコツ)・牡蛎(ボレイ)・黄ごん(オウゴン)など、11種類の生薬から成る漢方処方。神経の興奮を鎮めて不安定なメンタルを整える精神安定作用を持っており、発達障害のパニック・不安・不眠・チックなどの症状緩和に用いられています。

漢方療法による症状緩和の事例

漢方療法によって発達障害の諸症状が緩和・改善した事例についてご紹介します。

ちょっとしたことでカッとなり、落ち着きがない子どものことで医療機関に相談したところ、柴胡加竜骨牡蠣湯が処方されました。漢方薬の効果については半信半疑だったのですが、飲み続けたところイライラすることが少なくなってきたのを感じています。向精神薬などを飲ませることに不安があったので、漢方薬に効果が見られて本当によかったです。
軽度の発達障害と診断された子どもに、抑肝散加陳皮半夏を処方していただきました。いつも興奮した状態で集団の中でうまくなじめず、ときに攻撃的な行動を取っていた我が子ですが、漢方薬を飲んでから落ち着きが見られるようになってきました。表情の緊張も解けて、とても穏やかな感じです。親としても心に余裕が出て、子どもの長所を見られるようになってきました。

【免責事項】当サイトの掲載情報は2016年4月時点のものです。詳しいサプリメント情報を知りたい方は、各HPにてご確認ください。

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