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ビタミンDとの関連性

自閉症をはじめとする発達障害と、ビタミンD不足の関連性を裏付ける研究報告をまとめました。

自閉症などの発達障害とビタミンD欠乏症の関係性

ビタミンDは体内のカルシウムのバランスを調整したり、骨密度などを正常に保つ働きがあります。それだけではなく、最近は免疫力の向上・生活習慣病への効果、自閉症などの発達障害にも有効であることが報告されているのです。専門医からの注目度も高まっており、推奨する摂取目安量も増え続けています。

ここでは、気になる発達障害とビタミンDの関連性についての報告をご紹介します。

自閉症と母親のビタミンDレベル

スウェーデンの研究者グループが、2010年5月号のアクタPaediatricaで行った報告。研究者グループは自閉症と非自閉症の母親を検査し、体内のビタミンDレベルを調べました。この調査で分かったのは、ビタミンDが欠乏している母親と自閉症児を持つ母親が同じであったことです。このことから、妊娠時のビタミンD補給が重要視されています。

ADHDと発達障害の関係

体内のビタミンD不足と、ADHDには関係があると考えられています。近年の研究では、ADHDの子供とADHDではない子供のグループを比べたところ、ADHDの子供のグループはビタミンDレベルが低いことが分かったのです。ADHDでない子どものビタミンDレベルは平均23.5ng/mlでしたが、ADHDの子どものビタミンDレベルは平均16.6ng/mlだったのです。

母体のビタミンD量と子どもの言語機能の関連性

アメリカの研究データ(認知機能等の発達や学習について)を用い、妊婦1,020人とその子どもを対象とした研究チームの報告です。これは、ビタミンD量の指標となる25(OH)Dという物質を測定し、血中のビタミンDが子どもの言語機能にどんな影響を与えるのかを調査したものです。この調査から、妊娠時に母体のビタミンD量が多かった子どもは言語機能の発達がよいことが示されました。

ビタミンD不足と自閉症の関連性を示す調査

サウジアラビアの研究チームが行った調査。8歳前後の自閉症を持つ子どもの血清25(OH)D値と抗MAG自己抗体値を調べたものです。この結果、健常児の血清25(OH)D値が平均33ng/mlであったことに対し、自閉症を持つ子どもの平均は19ng/mlとなりました。これは、ビタミンD不足が何らかの形で自閉症と関連していることを示す有力な報告です。

考察

さまざまな研究データから、ビタミンDの不足は自閉症・ADHDをはじめとする発達障害に大きく影響していることが示されています。発達障害は後天的な要因(育て方・しつけなど)が原因ではありませんが、妊娠中のビタミンD不足は何らかの影響を及ぼす可能性があると考えられるのです。

妊娠中の母親だけでなく、自閉症の子どもにも十分なビタミンDは必要。ハッキリとした関連性はまだ分かっていませんが、ビタミンDは単体での働きはもちろん、他の栄養素を体内に取り込むために必要な重要な栄養素でもあるため、積極的な摂取が望まれます。

【免責事項】当サイトの掲載情報は2016年4月時点のものです。詳しいサプリメント情報を知りたい方は、各HPにてご確認ください。

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