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トゥレット症候群

子どもの発達障害に見られるトゥレット症候群の原因と、治療法についてまとめました。

トゥレット症候群とは

トゥレット症候群(TS)とは、複数の運動チックと1つ以上の音声チックが長期間(1年以上)にわたって継続する脳機能の障害。フランスの神経科医であるジル・ド・ラ・トゥレットによって1885年に症状が報告され、その名が付きました。

トゥレット症候群が発症する割合は1,000~2,000人に1人と言われており、女性に比べて男性の方が発症率が高め。7歳前後から症状が見られ、遅くても14歳までに発症すると言われています。

トゥレット症候群の主な症状はチックで、これには運動チックと音声チックがあります。チックとは無意識に筋肉を動かしてしまう症状で、自分の意志では止められないのが特徴です。

運動チック

運動チックでは、不自然なまばたき・激しい首振り・ジャンプ・顔をしかめるなどの動作が無意識に現れます。複雑運動チックになると、叩く・ニオイを嗅ぐ・人や物に触る・表情を変えるなどの症状が見られます。

音声チック

音声チックでは、咳払い・鼻をならす・吠える・奇声を発するなどの症状が現れます。複雑音声チックになると、自分や他人の言った言葉を繰り返す・卑猥な言葉や不謹慎な言葉を口にするなどの症状が見られます。

原因

トゥレット症候群の原因はまだ完全に解明されていませんが、遺伝的要因が有力ではないかと指摘されています。これは、トゥレット症候群の65~90%に家系発症が見られるというデータが背景となっています。

また、大脳基底核のドーパミン神経受容体の発達異常も示唆されています。ドーパミン神経は情動・意欲・注意・依存などを司る神経ですが、この神経の過剰活動がトゥレット症候群を引き起こすのではないかと言われているのです。チック症状は「親の愛情不足」や「育て方が悪い」ことが原因であるというイメージを持たれがちですが、まったく関連性はありません。

治療法

トゥレット症候群の主な治療法には、以下のようなものがあります。

薬物療法

ドーパミン神経の過剰活動が原因とみられているため、抗ドーパミン作用の強い薬剤を処方して症状を改善させることがあります。具体的な薬剤は、ハロペリドール・オランザピン・リスペリドン・ピモジドなど。処方される量はチック症状を抑えることのできる必要最小限に留め、症状の軽減とともに服用量も減らしていきます。

栄養療法

トゥレット症候群は抗ドーパミン作用を持つ薬剤で軽減することから、脳機能に何らかの問題が起きていることが推測されます。そのため、脳機能の保全に役立つ栄養を十分に補給する栄養療法も、トゥレット症候群の治療に有効と考えられます。

さまざまな栄養素のなかでも、脳の細胞同士の情報のキャッチ→伝達をスムーズにする「糖鎖」や情報伝達に欠かせない脳の神経伝達物質・アセチルコリンの材料となる「レシチン」は、積極的に摂取していきたい成分です。

【免責事項】当サイトの掲載情報は2016年4月時点のものです。詳しいサプリメント情報を知りたい方は、各HPにてご確認ください。

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