発達障害とは?

発達障害とは、脳の機能に何らかの不全があるために起こる生まれながらの障害です。発達障害とひと口に言ってもその症状はさまざま。学習障害(LD)・注意欠如多動性障害(ADHD)・高機能自閉症・アスペルガー症候群・トゥレット症候群・吃音症などがこれに含まれます。症状によっては乳幼児の頃から兆候が見られますが、程度には個人差があります。一見してそれとは分からないこともあるため、周囲からの理解と支援が必要となります。

子どもの発達障害とは

子供の発達障害の
治療・療育について

発達障害と疑わしき症状が見られたり、それと診断された場合は、発達障害の種類・程度に合わせた治療や療育を行っていきます。治療や療育は、スタートが早いほど効果が高いとされています。

食事やサプリメントなどの栄養療法

栄養療法とは、身体に不足している栄養素を補い、人間が本来持っている自然治癒力・生体機能のバランスを回復する治療法のこと。十分な栄養を補給することで、症状の改善・回復を目指していきます。注目されている成分としては、脳の神経伝達をスムーズにする糖鎖・レシチン・オメガ3(DHA・EPA)などがあります。

●糖鎖
ホルモン情報の伝達・侵入してきた細菌やウイルスの感知などアンテナのような役割を果たしており、細胞の健康・免疫機能の維持に欠かせないもの。

●レシチン
記憶力や学習能力といった機能を高める成分として、記憶力の低下・イライラ・不眠といった症状を緩和する効果があるようです。

●オメガ
情報伝達がスムーズになるという効果があり、神経細胞間のネットワークを繋いでいる。厚生労働省でも摂取が推奨されています。

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言葉や行動の療育

療育とは、障害を持つ子どもに対して医療的な育成を行い、社会的自立に向けて取り組むこと。症状・成長に合わせて言葉・行動などの適切なトレーニングを行い、苦手を克服してできることを一つひとつ増やしていくことを目的としています。療育は早期にスタートするほど効果が高く、早ければ早いほど障害の少ない状態で生活できるようになります。発達障害の療育には、主に3つの方法があります。

●TEACCH
写真やイラストカードを使って、必要な行動を分かりやすく認識してもらい、子どもたちが安定して生活しやすくなるよう取り組むこと。

●SST
日常生活や集団生活で起こりそうな場面をロールプレイングで疑似体験し、その場面に合わせた対応の仕方を学んでいくトレーニング。

●OT
日常生活の動作がスムーズにできるよう、遊び・体操・歌・レクリエーションなどを通じてトレーニングしていく、いわゆる作業療法。

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漢方療法

漢方療法とは、自然由来の生薬を用いて症状の緩和や生活の質を高めるための治療法。医療機関によっては健康保険の適用も認められている、薬物療法の一つです。

発達障害の子どもに処方されている主な漢方薬は、「抑肝散」「抑肝散加陳皮半夏」「柴胡加竜骨牡蛎湯」など。漢方療法は、薬と比べて効果の発現が緩やかなため、子どもに精神安定剤を飲ませたくない・副作用が気になる、という方に選ばれています。

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薬物療法

発達障害の子どもによる行動が家庭や集団生活・学習などに悪影響を及ぼしたり、自分自身や他者に対する身体的な危険が懸念される場合は、薬物療法がおすすめです。薬物療法では発達障害そのものを治療するのではなく、特定の症状を緩和するために用いられるものです。

処方される主な薬剤は、抗精神病薬・中枢神経刺激薬・抗てんかん薬・抗不安薬など。栄養療法や療育などとの併用で、量を減らしていくことも可能です。

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【番外】ペアレントトレーニング

ペアレントトレーニングとは、発達障害の子どもを持つ保護者のためのトレーニング法。発達障害の子どもの行動変容・心理パターンを理解し、ご両親が適切な子育てができるよう支援していくものです。

主な内容は「子供の行動の分類と対処法を覚える」「長所を見つけて褒めるコツを覚える」「上手な指示方法を覚える」こと。発達障害の子育てのコツを知ることは不安やストレスの解消に繋がり、子どもの精神安定・症状改善にも良い影響を与えます。

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必要な栄養素

発達障害の原因は明確になっていませんが、何らかの理由で脳機能に不全が起きていることが考えられます。脳機能を高めてその働きをスムーズにするためには、必要となる栄養素を摂ることが必須。栄養素の摂取によって精神症状や行動に改善が見られたという報告もあるので、サプリ等を利用して積極的に摂り入れるとよいでしょう。

糖鎖

糖鎖(とうさ)とは、8種類の単糖がグリコシド結合によって鎖状に連なった化合物。
脳の情報伝達をスムーズにする・細胞の健康維持などの働きを持ち、不足すると原因不明の疾病や障害が発生すると言われています。

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レシチン

レシチンとは、人体を構成する約60兆個の細胞膜を構成している主成分。主な働きは脳機能の保全で、記憶力や学習能力といった機能を高める成分として重要な役割を担っています。正常な脳機能を保持するには、十分なレシチンを摂ることが必要です。

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オメガ3
(DHA・EPA)

オメガ3(DHA・EPA)とは、身体の健康のために必要な必須脂肪酸。人体では作り出すことができず、食品などから積極的に摂る必要があります。オメガ3を摂取すると脳が活性化され、情報伝達がスムーズになるという効果があります。

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春ウコン

クルクミンと呼ばれる薬効成分や、クルクモール・セスキテルペンといった精油成分を多く含む春ウコン。精油成分には脳血管関門を通過して脳の血流を改善する作用があり、近年発達障害への治療効果が注目されています。

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イチョウ葉エキス

イチョウ葉に含まれる有効成分であるフラボノイドとギンコライドは、脳や毛細血管の血流を改善する効果があります。細胞伝達物質の働きを正常化し、もの忘れ・学習能力や集中力の低下・うつ症状の改善などにも好影響です。

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GABA

天然アミノ酸の一種であるGABA(ギャバ)は、脳や脊髄で抑制系の神経伝達物質として作用。ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑制し、発達障害に見られる興奮を鎮めてリラックス状態をもたらします。

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ホスファチジル
セリン

ホスファチジルセリン(PS)は、細胞膜に含まれるリン脂質の一種。十分な量のホスファチジルセリンが脳に存在すると脳細胞の働きが活発になり、記憶障害・集中力・記憶力・判断力・注意力などの機能アップに効果的です。

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子どもの発達障害の分類

発達障害者支援法によって定義づけられている発達障害は、学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)・広汎性発達障害の3種類。高機能自閉症やアスペルガー症候群、吃音症は広汎性発達障害に含まれます。人によっては複数の障害が同時に発生している場合もあるため、それぞれの症状をしっかり把握しておくようにしましょう。

発達障害に関わる研究報告

発達障害の原因・治療法はいまだに確立されていませんが、さまざまな研究が現在でも進められています。

最近の研究で発達障害との関連性が注目されているのは、グルテンフリー・カゼインフリー。たんぱく質を分解する酵素の働きが弱い発達障害の子どもへのダメージを抑えるため、小麦・乳製品などの食品を除去する方法です。

その他にも、ビタミンD欠乏と発達障害の関連性、腸内細菌・消化酵素の働きを助けることによる症状の改善効果も知っておきたい情報です。

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発達障害に関わる研究報告

【免責事項】当サイトの掲載情報は2016年4月時点のものです。詳しいサプリメント情報を知りたい方は、各HPにてご確認ください。

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